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本島 健次*; 立川 圓造; 神山 秀雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 16(5), p.356 - 362, 1979/00
被引用回数:4オキシン添着活性炭カラムによるマンガンイオンの捕集効率を調べた。吸着初期では吸着は一次式に従うが処理水量の増加とともに初期の速い吸着とともにおそい吸着過程が関与し結果として一次式からのずれがみられる。種々のカラム長からの破過時間を実験的に求めるとともに理論式を求め「有効吸着容量」の概念を導入し一般式を求めた。
本島 健次*; 立川 圓造; 神山 秀雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 16(3), p.200 - 206, 1979/00
放射性コバルトおよびマンガンは種々原子力施設からの廃水中の放射性核種の90%以上を占める。マンガンイオンのオキシン添着炭による吸着挙動を調べた。イオンの吸着はマンガンオキシネートのpH依存性にともない高pH側でより強く吸着される。吸着に関する二つのパラメータ吸着容量および吸着速度を種々イオン濃度の関数として求め、先に報告したコバルトイオンについての結果と比較検討した。
本島 健次*; 立川 圓造; 神山 秀雄
Nuclear Technology, 42(2), p.172 - 179, 1979/00
被引用回数:4オキシン添着活性炭カラムによる水中の放射性コバルトイオンの吸着除去に関する研究を行った。見掛けの吸着速度定数Kapは先にバッチ法で得た結果と同様な濃度依存性を示し0.06ug/me以下の濃度ではほぼ一定となる。又カラム破過時間を求めるに必要なパラメーターを実験的に求めた。計算値は実験値と10%以内でよい一致を示す。
本島 健次; 立川 圓造; 神山 秀雄; 今橋 強
Annals of Nuclear Energy, 5(1), p.5 - 12, 1978/01
被引用回数:12活性炭をオキシンで添着し、水中のコバルトの除去に関する特性を調べた。吸着容量は添着量と共に増加する。しかし初期吸着速度は変化を受けず、拡散律速であることを示している。無添着炭に捕集されたコバルトイオンは水により容易に洗い流されるが、添着炭に捕集されたものは洗い流されず、安定に捕集されている。吸着の初期では吸着速度は水中のコバルト濃度の0.91乗に比例する。
成冨 満夫; 吉田 芳和; 福田 整司
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(5), p.292 - 300, 1973/05
放射性浮遊ヨウ素のモニタリングに当って、その捕集材である活性炭濾紙およびカートリッジの捕集効率は、ヨウ素の化学的な性状、サンプリング時の雰囲気条件などに著しく影響される。実際のサンプリングではこれら条件が相互に影響しあって、再現性のある高い捕集効率を得ることが極めて困難である。ここでは、最も過酷な条件と考えられる湿度および性状の浮遊ヨウ素に対する活性炭捕集材の性能改善について、空気加熱法と沈着活性炭法とを比較した。空気加熱法はサンプリングする空気を70°~90Cの範囲の温度に加熱して、活性炭への水蒸気吸着を除去することによりヨウ素の吸着を堅固にするものである。その結果、空気加熱法は沈着法より優れており、捕集性能に影響する種々の因子に対する捕集効率の依存性が一挙に解決され、かつ再現性のある高い捕集効率が得られることが分った。